ただ、表面的にまねるのではなく、”本質をまねる”。

「仕事を盗め」とは色々なところで聞くことが多いと思います。

仕事上、学生向けに話をする機会が多いのですが、最近思うことが、表層的なところを「まねようとすること」が多いということ。

「やり方を教えて欲しい」、「フォードバックが欲しい」、「アドバイスが欲しい」そう言われた時にその場での意見は伝えることが出来るけれど、それを表面的にまねしたところで、何も手に入れてないのとほとんど同じです。

自身が「考える」こと、知識を「習得する」こと、何度も挑戦して「鍛錬する」こと。

これが無いと、絶対に地に足の着いた結果は身につきません。

単純に「楽をするな」といいたい。楽をして得られるものに何も価値は無いし、楽して手に入るものは、他の誰かも楽して手に入る。そうではなくて、必死に何年もやって初めて手に入るものに価値を持ってほしい。

そういうスタンスや、考え方を真似なければいくらテクニックだけを手に入れようとしても無駄。一つ一つの考えや行動のそこにある「本質」を見抜いてまねして欲しい。
そもそもテクニック思考の時点で何も成し遂げることは出来ません。

人に知識を伝えることで自分の知識を強固にしているところ、常にやった事の無いことに挑戦していること。一人ひとりをリスペクトし仕事を進めていること。
しっかりと一人ひとりを見て必要なときに時間を割いて話を聞いて提案してあげていること。

「仕事を盗む」とは「物事の本質を見る」こと無しには成し遂げられません。私自身26歳で言葉遣いもわかいからまだまだ学生に間違われるくらいだけれど、10代からの積み重ねで今があります。

10代から歌舞伎町でホストやってた事も、スイミングインストラクターで子供から大人にスイミングを教えている事も、コンサルティングファームで事業支援している事も、21歳から人に教える場を作って育成力を鍛えている事も。その時々で失敗したときにどのように反省しているかも含めて、全部あって今の自分があります。

今の俺をちょこっと知ってまねたところで何も手に入りません。
表面的なテクニックではなく本質を抜き取るところを良く考えて過ごして欲しいと思います。

本質を学ぶことは色々なものに応用できるようになるのでそういうスタンスで望んで欲しいと思います。